○施設概要

本施設は基本測量,実習の学問を主体にした測量に関連した共通利用施設である。

測量センターには測量機器の歴史コーナーの展示柵が設置されている。このコーナーは昭和30年代から現在も使用されている測量機器の展示であり、わが国の研究機関のなかでも自慢できる展示コーナーである。また、汎用画像処理コンピュータによって、LANDSAT衛星や校分解能衛星リモートセンシングによる環境調査や土地皮膜の解析研究が行われている。また、最新のGPS測量装置(GNSS(GPS/GLONASS)受信機)によって種々の調査研究や現地調査が行われている。

 
測量実習センター全景    

●パーソナルコンピュータを主体にした地形情報・衛星画像処理システム
LANDSATや高分解能衛星等の衛星観測画像の解析,地形図の作成・合成などの研究を行っている。
また、空間情報を解析する中心的な役割としてGIS処理ソフトウェアを配置し、人工衛星画像処理を中心に行なうことが出来る画像処理ソフトを円滑に連携させ、画像処理、画像解析、空間情報処理をより円滑に進められるよう、ソフトウェア上での整備がされている。

●RTK-GPS
RTK−GPS装置があり、現地調査研究への利用している。RTK−GPSを中心とした測地システムがあり、パーソナルコンピュータと連携し解析を行えるようになっている。本GPSはGPS+GLONASSデータ受信が可能である。このように、2周波のGPSとGLONASSによるハイブリット測位で、より高精度な測位が可能となる。

●トランシット、レベル等の測量機器
測量実習の講義にて使用しているトランシット(50台)とレベル(50台)がある。
また、トータルステーション(5セット)や光波測距装置なども備えられている。
加えて、現地測量を行う際に必要となる種々の備品について測量の基本的事項を実習にて教育するための基本的な事項をすべて網羅できるように整備されている。

● 歴史的な測量機器類の展示コーナー
過去から現在までの測地、測量実施のための測量機器の歴史をたどる機器の展示コーナーが常設されている。展示品として、測量の基本要素である距離測定、角度測定の歴史的な測定装置をはじめ、地図作成についての初期の道具類などが一同に展示されている。